今回は風俗嬢のストーカー対策について解説します。
本〇交渉してきたり店外を求めてくるお客さんはいても、ストーカーになるような男性は少数派です。
ですが運悪くストーカーにロックオンされてしまうと、精神的にストレスなだけでなく、身体的に、または社会的に危害を加えられたり、仕事を辞めなければならなくなることもあります。
稀にですが事件になることも。
性病、身内バレと並んで、風俗で働く女性の最大の恐怖と言っても過言でない【ストーカー客】。
ストーカー被害に遭わないためには事前の予防が大切です。
そして、もし客がストーカー化した場合は、速やかに対策を取ることです。
恋人気分の接客や性行為での満足などのサービスを真に受け、接客用の笑顔や愛想の良さを、自分への好意だと解釈したストーカー客は「自分は彼女を愛している」「彼女も自分を愛しているはずだ」というところから始まって、拒否されると「裏切られた」「騙された」と言い始めます。
そこに至るまでには次のような段階があります。
①頻繁に通う、プレゼントを渡す
②付き合って欲しい、外で会いたいと言い出したり、LINEなどの頻繁な連絡を催促する
③断定的に風俗で働いていることや、お金の使い道、行動を非難する
④出勤、待機、接客本数、写メ日記の更新のためスマホを開いた時間、SNSなどの監視
⑤脅し、暴言
⑥付きまとい、待ち伏せ
風俗店のストーカー客の行動
どのような犯罪か、ストーカー客の行動を説明する前にストーカーが罰せられる根拠にる法律をご紹介しておきましょう。
①ストーカー規制法 正式名は「ストーカー行為等の規制等に関する法律」です。
2000年に施行されました。
規制対象は恋愛感情などの好意の感情又は怨恨の感情に基づく「ストーカー行為」です。
1年以下の懲役または100万円以下の罰金「つきまとい」などの禁止、禁止命令に違反し更に「ストーカー行為」をした場合は2年以下の懲役または200万円以下の罰金と定められています。
②脅迫罪 刑法第222条に「生命、身体、自由、名誉又は財産に対し危害を加える旨を告知して人を脅迫した者は2年以下の懲役または30万円以下の罰金に処する」と規定されています。
③強要罪 刑法第222条に「相手またはその親族の生命、身体、自由、名誉、財産に対して害を加える旨を告知して脅迫し、または暴行を用いて人に義務のないことを行わせ、または権利の行使を妨害する犯罪」と規定されており、強要罪の刑事罰は3年以下の懲役です。
つきまとい、押しかけ
それが「ただ姿を見たい」という目的か「会って話がしたい」という目的か、或いは危害を加えるつもりかは問いません。
尾行したり、店や家の周りをうろついて監視する重症なストーカーではなくても、店のホームページに張り付いて、今日は何人のお客さんを接客したかを調べたり、勝手にSNSを見つけ出して、それらを監視していると伝えるのはストーカー行為のはじまりです。
風俗嬢の場合、店外でのそれらは禁止行為となっています。
無言電話、拒否後も続く連絡
ストーカー行為です。
また「もう連絡しないでください」と意思表明したり着信拒否した後に、しつこく連絡が続くのも同じです。
刑法230条で名誉棄損罪が規定されています。
風俗ストーカーで多いのは家族や勤務先に風俗嬢であることをばらしたり、ネットの掲示板で身体的な特徴・出身地などのバックグラウンド・個人情報を虚偽と暴言を交えて書いたりすることです。
無断で相手にGPS装置を
取り付ける行為
相手に無断で取り付けたGPS装置から位置情報を無断で取得する行為。
こういったことを罪の意識もない状況でやってくるのがストーカーです。
でも 大丈夫です!
これから書くことを実践してみて下さい。
この業界に入って約10年。
私が携わるお店や女の子にストーカー被害は”0”です!
そもそも風俗のストーカーはそれほど多くないし、きちんと対策をしておくことで被害は防げます。
ストーカー対策には、ストーカー被害に遭わないための「予防法」と、不幸にもストーカー被害に遭った時の「対処法」があります。
ラスベガスでは、貴女を守る正しい対策法があります。
まず知っておいて欲しいのは「ストーカー客の半数は最初はマトモそうに見える」ということです。
なので「この人、粘着質かも」と気付いた時には既に雑談の中で貴女の個人情報を知っている可能性があります。
本名、住んでいる場所、大学、高校、出身地、昼職、家族構成、休みの日の行動、趣味…、そういったものからネットで検索され見つけたSNSから個人情報を全て知られるリスクがあります。
ストーカーの調査能力を甘く見てはいけません。
風俗嬢として働く時、女性は源氏名を使います。
プロフィールも現実の自分とは違ったキャラを作りそれで押し通しましょう。
またストーカー客の中には勝手に風俗嬢の持ち物をチェックする輩もいます。
接客には必要のない私物は持って行かないようにしましょう。
特に身分証明書には注意してください。
スマホ管理
浮気がバレるのも家族に風俗で働いていることがバレるのも、スマホのセキュリティ管理が甘いから。
また、お客さんと連絡先の交換などはおすすめできません。
お店の方針や姫予約などのためにやり取りせざるを得ないなら、スマホの二台持ちと営業用アカウントの作成をしましょう。
過去のLINEのタイムラインなどから友達や家族まで調べられたら大変です。
個人情報を特定できるような
写真を載せない
写メ日記に映りこむ景色、建物、部屋、持ち物などから、居場所や住所が特定されてしまうこともあります。
お仕事用の写メは、店、待機場、接客のために行ったホテルなどで撮るのがおすすめです。
貴女がインスタでもバッグの自慢をしていれば、画像検索やハッシュタグで見つけられるリスクがあります。
また特徴のあるメニューや店内は知っている人には「新潟駅前の〇〇だ」と特定されてしまいます。
現役風俗嬢の場合、顔出しでSNSはできればしないほうがいいかもしれません。
恋人ムードでいられるのはお金を払った時間だけ、お店でだけ。
これを徹底してください。
どんなに甘々で恋人みたいな雰囲気でもタイマーが鳴ったらハイさようなら。
延長するなら延長料金を頂きます。
これでいいのです。
これでこそ、この非現実的な恋人ムードは「お仕事」だと伝わるのです。
また勘違いさせないという点だけでなく、お店を通してのお仕事なら何かあればスタッフが駆けつけて助けてくれます。
店外で会ってしまうと拉致監禁されたり、暴力を振るわれたり、薬物を使用されたり、尾行されても、誰も助けることができません。
ですから決して「私に落ち度があったから…」「隙があったのかな」と自分を責めないでください。
ひき逃げ事故に遭うのと同じで、偶々運が悪かったのです。
そんな時は、次のように対処しましょう。
店に報告、出禁
できればストーカー被害が始まる前に「この人、ちょっと…」と感じた時点で相談しましょう。
お店はたくさんの経験値を積んでいるので「それはもうNGにした方が良い」「次はこう言えば、お客さんから距離を置くよ」といったようにアドバイスして貰えます。
悪質な客や注意をしても改めない客は、出禁です。
こういう相談に親身に乗ってくれないようなお店であれば移籍を考えるべきです(そしてラスベガスに来てください)
証拠は残すこと
言った言わない、したしていないの水掛け論になっては適切な対処ができません。
LINEの会話のスクショをはじめ、全て証拠を残しておきましょう。
気の強い女性や溜めた怒りが爆発した時にはストーカー客に対し言いたいことを言ってやりたくなるかもしれません。
ネットであることないこと悪口を書かれたり嫌がらせをされたら「一発殴ってやりたい」という気持ちになる人もいるでしょう。
ですが刺激しないことです。
ストーカーになる時点で認知や思考回路が正常とは言えません。
また男性の力は非常に強く、大けがをすることになりかねません。
逆恨みされて後日、何かしでかされても困ります。
絶えず人通りがある場所を選んだり、家族やお店の人に付き添ってもらいます。
仕事終わりの送迎もマンションの前までではなく、エレベーターホールまで送ってもらうなどしてもらいましょう。
また自宅に帰るのが不安な場合は友達の家やお店の寮に一時避難するのも正解です。
エリアや業種も完全に変え、髪型や源氏名、プロフも新しくし、顔出しNGで働けば安全です。
警察に相談
警察に相談しましょう。
警察は、貴女が風俗嬢だからといって被害届を受理しないなんてことはありません。
国民皆の味方です。
弁護士に相談
ストーカー相談も受け付けてくれます。
相手に家族や社会的な立場があれば、公になるのを避けたがるためストーカー行為を二度としないという念書を書かせるだけでなく、慰謝料を取れることもあります。
今回は風俗嬢がストーカー被害に遭わないためには、どうするべきかというお話をしました。
ストーカー防止には事前の予防が大切です。
そしてもし客がストーカー化した場合は速やかに対策を取りましょう。
それでも未解決事案やどうしようもなくなっている状態なら…
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