

ハイライトとシェーディングはどう入れる?順番と顔のタイプ別の入れ方を解説
「もう少し鼻を高く見せたい」「顔をシャープに見せたい」
メイクをする際、顔立ちによってはこのような悩みを持つ方もいます。
顔の立体感や印象を変えるためには、ハイライトとシェーディングを使うのが効果的です。
今回は、ハイライトとシェーディングを入れる順番と、顔のタイプ別の入れ方を解説します。
メイクで顔立ち特有の悩みをカバーしたい方は、ぜひとも参考にしてください!
ハイライトとシェーディングとは?
ハイライトとシェーディングは、肌に明るい部分と暗い部分を意図的に作り、立体感を演出するメイクの手法です。
それぞれの役割と組み合わせについて解説します!
ハイライトの役割 | ツヤと立体感を演出
ハイライトは、肌よりも明るい色をポイント的に使用する手法です。
頬や鼻筋、おでこなど光が集まりやすい部分にのせると、ツヤと立体感が強調されます。
また、頬の高い位置や眉下に明るい色をのせると、肌に透明感が出るのも効果の1つです。
極端に明るい色を使うと浮いて見えるので、肌の明度より少し明るい色を選びましょう。
シェーディングの役割 | 顔をシャープに見せる
シェーディングは、肌より暗い色を入れて、陰影をつける手法です。
フェイスラインや鼻の横などに暗い色をのせると、視覚的に奥まった印象を作りやすくなり、すっきり見える効果があります。
自分の肌色より少し暗めの色を選ぶと、極端な濃淡にならずにナチュラルな仕上がりになります。
ハイライトとシェーディングは合わせるとより効果的
ハイライトとシェーディングを同時に使うと、肌の明暗がはっきりするため、より立体感のあるメイクが完成します。
たとえば、頬骨の下にシェーディングを入れると頬が引き締まり、その上にハイライトを重ねると頬の高い位置がより引き立ちます。
鼻筋をすっきり見せたいときは、鼻筋のサイドに薄くシェーディングを入れ、目頭のすぐ下あたりから鼻先にかけてハイライトをのせると効果的です。
ハイライトとシェーディング、両方のバランスを意識しながら少しずつ塗り重ねるのがポイントです。
ハイライトとシェーディングを入れる順番
ハイライトやシェーディングをどのタイミングで入れるかは、ベースメイクの種類によって異なります。
- パウダーファンデーション:ファンデーションの後
- リキッド、クリームファンデーション:ファンデーション後、フェイスパウダーの前
重ねる順番が逆になると、化粧のヨレやムラの原因になるので注意しましょう。
顔タイプ別ハイライト&シェーディングの入れ方
顔を明るく華やかに見せるためには、ハイライトとシェーディングが必要です。
顔のタイプによって効果的な入れ方が異なるため、丸顔、面長、卵型、逆三角形(ベース型)、それぞれの入れ方を紹介します!
【丸顔さん向け】ハイライト&シェーディングの入れ方
丸顔さんは、以下のポイントにハイライトを入れることで、顔の印象を明るく引き立てられます。
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眉間から鼻先まで(Tゾーン)
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目尻の下(頬骨に沿って斜め方向に)
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あご先(逆三角形を意識して)
ハイライトは白すぎるものだと浮いて見えるため、ベージュ寄りの自然なカラーを選びましょう。
また、広範囲にのせると顔が膨張して見えてしまうため、ブラシでぼかしながら少量ずつ丁寧に重ねていくことがポイントです。
シェーディングは丸顔さんのメイクに欠かせないアイテムです。次の箇所に入れるのがおすすめです。
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おでこの生え際の左右(生え際に沿って斜めに)
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頬骨の下(頬骨に沿って)
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フェイスラインの左右(斜めに)
輪郭の丸みが気になる場合は、おでこの生え際の左右にシェーディングを軽く入れて、顔の幅を抑えましょう。
頬骨の下にシェーディングを入れる際は、チークより少し下の位置を意識するとシャープな印象になります。
また、フェイスラインに沿って影を加えることで、顔の横幅をカバーしつつ、縦のラインが強調されるため、よりすっきりとした印象になります。
「丸みを削る」イメージで陰影をつけると、顔全体のバランスが美しく整います。
【面長さん向け】ハイライト&シェーディングの入れ方
面長さんは顔の縦幅を強調しないよう、「横の広がり」を意識することがポイントです。
以下の場所にハイライトを入れると、バランス良く仕上がります。
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鼻根(目と目の間、鼻筋の一番上)に縦短めに
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頬の高い部分に横方向を意識して広げるように
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鼻先に小さく丸く
鼻筋全体に一直線にハイライトを入れてしまうと、縦のラインが強調され、面長が目立ってしまうため注意が必要です。
頬の高い位置に横方向を意識してハイライトを入れることで、目元に明るさを出しながら顔の縦幅を緩和できます。
また、鼻先に少量のハイライトをのせると、のっぺり感を防ぎ、適度な高さを演出できます。
次に、シェーディングは以下の部分を意識すると効果的です。
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おでこの生え際全体に横方向に
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あごの下にも横方向に
おでこの生え際全体にシェーディングを入れて高さを抑えるようにすると、顔の縦ラインが引き締まりやすくなります。
また、あごの下にも横方向に影を入れることで、さらに縦の印象をカバーできます。
最後に、手やスポンジで輪郭をぼかし、肌に自然に溶け込ませると面長が目立ちにくく、ナチュラルな仕上がりになります。
【卵型さん向け】ハイライト&シェーディングの入れ方
卵型さんは元々バランスの取れた顔立ちですが、適切にハイライトやシェーディングを使うことで、さらに魅力的な印象を演出できます。
ハイライトは以下の場所がおすすめです。
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おでこから鼻の付け根まで(Tゾーン)
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頬の中心部分(目の下から口角に向けて逆三角形)
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唇の上(唇の山部分)とあご先(小さく入れる)
特に頬の中心は、目の下から口角に向かって逆三角形を描くように入れると、頬がふっくらと立体的に見えます。
ただし、どこを強調しても比較的バランスが崩れにくい反面、ハイライトを入れすぎると不自然なツヤやのっぺりした印象になるため注意しましょう。
シェーディングは、以下のポイントを意識して入れましょう。
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頬骨の下(頬骨に沿って軽く入れる)
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フェイスラインやあご周り(膨らみが気になる部分に薄く入れる)
特に頬骨の下やフェイスラインなど、顔に少し膨らみを感じる部分を中心にシェーディングを加えると、輪郭が引き締まり、すっきりした印象になります。
チークを重ねる際は、頬の高い位置に入れると、顔全体の陰影のバランスが美しく整います。
卵型さんの場合、シェーディングは濃くしすぎず、気になる部分だけ軽くカバーするのがポイントです。
【逆三角型(ベース型)さん向け】ハイライト&シェーディングの入れ方
逆三角形型やベース型さんの場合、顔の上部が広く、あご先がシャープなため、顔全体が柔らかく見えるようなハイライトとシェーディングが効果的です。
ハイライトは以下の場所に入れましょう。
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鼻根(目と目の間、鼻筋の一番上)に短めに
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頬骨下のくぼんだ部分に軽く
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あご先に横方向に広げるように薄く入れる
鼻根に短めにハイライトを入れると、顔の中央上部が明るくなり、自然な立体感を演出できます。
また、頬骨下のくぼみにも軽くハイライトをのせると頬がふっくら見え、シャープすぎる印象が和らぎます。
あご先には、横方向に広げるイメージで薄くハイライトを入れると、シャープな印象がソフトになり、全体の輪郭が優しく仕上がります。
仕上げの際には、フェイスパウダーで軽く押さえ、ハイライトのツヤ感を消さないように調整しましょう。
シェーディングは以下のポイントがおすすめです。
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おでこの生え際からこめかみにかけて(顔上部の広がりを抑えるように)
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エラ部分(ベース型さんの場合、角張りを和らげるように)
おでこの生え際からこめかみに沿って影をつけることで、顔上部の広がりをカバーできます。
またベース型さんの場合、エラ部分にもシェーディングを入れると角張った印象を柔らげることができます。
メイク後は少し鏡を離して確認し、浮いている部分があればスポンジやブラシで自然にぼかしましょう。
おすすめのハイライト&シェーディングアイテムを紹介!
ハイライトとシェーディングを上手に使うには、自分に合ったアイテム選びが重要。
今回は、プチプラからデパコスまでバランスよく厳選した、おすすめのコスメをご紹介します。
【ハイライト編】自然なツヤ感を叶えるおすすめアイテム3選
① セザンヌ「パールグロウハイライト」
SNSでも大人気のセザンヌのハイライト。
高級感あるツヤと透明感を出してくれるのに自然な仕上がりで、「プチプラとは思えない!」と口コミでも高評価。
初心者でも使いやすく、明るさも調整しやすい万能アイテムです。
おすすめカラー:01 シャンパンベージュ(肌なじみが良く、万能に使えるカラー)
② Dior(ディオール)「ディオールスキン フォーエヴァー クチュール ルミナイザー」
粒子が細かく上質なツヤ感が魅力のDiorのハイライト。
軽やかな付け心地で、肌本来の輝きを最大限に引き立てます。
光沢感はナチュラルながらも華やかで、特別な日のメイクにもぴったりです。
おすすめカラー:02 ピンクグロウ(上品で肌色問わず使いやすいカラー)
③ rom&nd(ロムアンド)「ヴェールライター」
韓国コスメで大人気のロムアンドのハイライト。
繊細なパールが肌に密着し、内側から発光するようなツヤ感が特徴です。
肌の透明感をアップさせ、自然な仕上がりながらもハイライト効果抜群です。
おすすめカラー:01 サンキスドベール(ナチュラルな輝きで万人受けするカラー)
【シェーディング編】顔をシャープに引き締めるおすすめアイテム3選
① キャンメイク「シェーディングパウダー」
プチプラシェーディングの定番で、自然な陰影を簡単に作れる万能アイテム。
赤みが少なく、ブルべ・イエベ問わず肌になじみやすい色展開で人気です。
初めてシェーディングに挑戦する方にもおすすめです。
おすすめカラー:04 アイスグレーブラウン(自然な陰影で肌浮きしにくい万能カラー)
②NARS(ナーズ)「ラグナ ブロンジングクリーム」
クリーミーなテクスチャーで肌になじみやすく、自然な陰影を演出できるシェーディングアイテムです。
明るめのシェーディングカラーが、肌に程よい影を落としてメリハリのある顔立ちを作ります。
美容賢者からも高評価を受けており、2022年のベストコスメランキングで3位を獲得しています。
おすすめカラー:01(ライトブロンズ)
③ Too Cool For School「アートクラスバイロダン シェーディング」
韓国コスメの中でも絶大な支持を集めている人気のシェーディング。
色の濃淡が3色セットになっており、自分好みの色味や濃さを調整しやすいのが魅力。
肌に自然な陰影を与え、小顔効果も抜群です。
おすすめカラー:クラシック(どの肌色にもなじむ定番カラー)
ハイライトとシェーディングを使って小顔効果を高めよう
ハイライトとシェーディングを組み合わせると、骨格特有の悩みを目立たなくできます。
また立体感のあるメイクをしたい方や小顔効果のあるメイクを取り入れたい方にも、ハイライトとシェーディングはおすすめのテクニックです。
今回は丸顔、面長、卵型、逆三角型(ベース型)それぞれのメイクのコツを解説しているので、自分の骨格に合ったメイク方法をぜひ実践してみてくださいね。